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 What about the Iraqi children?

時代遅れであるが、以前にインターネットで話題になったという、あるアメリカの少女の反戦スピーチを、昨日読んだ。

日本で反戦スピーチというと、苦労してなさそうな輩が、効果を狙ってわざと純粋な子供のような素朴な疑問を無責任に投げかけたりする、いい人に思われたいだけの自己満足的なものであったり、いい人ぶることに酔いしれたいだけのものばかりで、大体その幼稚さに呆れてしまう。きれい事を並べるだけで、心に残るものには出会ったことが無い。

しかし、Charlotte Aldebronさん(当時13)が2003/2/15(イラク戦争直前)にアメリカ・メーン州で行ったスピーチは、全く質が異なる。話すためのスピーチでなく、人に理解させるための、人を動かすためのメッセージだ。
・What about the Iraqi children?
・What about the Iraqi children?
日本語訳1
日本語訳2

これを読んで、私は衝撃を受けた。確実に心に残った。電車の中で読んでいて、涙を流してしまった。
「イラクの子供と私はそんなに見た目は変わらないです。」「私をよーく見てください。あなた方が破壊しようとしているのは、ここにいる私です。」
「運が良ければ、私は一瞬で死ねるでしょう。」
「でも私はきっと運が良くないので、」「痛みに覆われながら絶望的な気分で死んでいくでしょう。」
「湾岸戦争で3歳で孤児になったアリは戦後、3年間、父親の墓を手で掘りながら、呼び続けたのです。『お父さんをここに閉じ込めた奴らはもう来ないよ、大丈夫、出て来て。』 違うよ、アリ。そいつらは今戻って来ようとしてるんだよ。」

これを読むと、イラク戦争は大義名分が無かったどころか、絶対やるべきでなかった、アメリカは人の心を持たない凶悪な殺人者だ、と思わざるを得ない。アメリカに対する、言葉で表現し切れない猛烈な怒りがこみ上げてくる。
多くの人々を動かしたこのスピーチは、アメリカの狂気にかき消され、ブッシュ大統領には届かなかったようだ。

心ある、まだ読んでない方は、ぜひ通して読んで頂きたい。

このスピーチを日本語に訳した本があるらしい。1,260円もするらしい。こんなもので商売するなよ、と思う。
日本の反戦活動家達よ、君達が純粋に反戦という目的を達成したいだけなら、このスピーチの日本語訳を無料で配布しなさい。新聞、ラジオ、iモード等の各種メディアの無料広告で告知しなさい。ポスターにして街中のピンク広告の上に貼りなさい。インターネットで流布しなさい。インターネットでアメリカ国民にあまねく知らしめなさい。
なに、そんなことしたら当局に、アメリカ様に睨まれる? そんなこと言う輩は偽善者だ!

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